陽が少しずつ長くなる春です。そんな季節ですがさらに季節が進んで夏になれば涼をもとめてナイトランも楽しむ方もいらっしゃると思います。そんな方にようやくグランボアから新作の報告です。
2年ほど前に発売しましたグランボア・メティオがバージョンアップしましてかなり明るく照らすようになりました。これはランプの中身を超小型テールランプでおなじみのLindenさんの協力を得て高輝度LEDユニットを入れられるようになったおかげです。この中身はLindenさんがビンテージランプのソービッツ・ピン球用に開発したユニットなのです。これをグランボアが製作したメティオ用の小型砲弾型ボディに収めてあります。そのためVer.1.0でお世話になったキムラ製作所さんに協力をいただいてLindenユニットのための構造枠と前面カバー部を作っていただきました。
正面から中をのぞくとボヤッと曇りガラスみたいなものがあって中身を確認することはできませんが、このボヤッとしているのがこのユニットのミソであるレンズなのです。直進性の高いLEDの光を集めて必要なところを照らしてくれるようにしてくれるレンズこそがLEDランプのキモになります。
今回はさらに光センサーのスイッチを内蔵させて自動にオンオフが出来るようにしてあります。上の写真の取り付けステー後部の小穴がそのための窓です。これがないとハブダイナモやモバイルバッテリーでの使用の場合は点けっ放しということになってしまいます。でもこのセンサーの感度の加減が難しく、最初の試作では林道走行中に木陰に入っただけで点灯してしまってもう少し暗くなってから点灯する様に調整してもらい、さらにテストを重ねてほどほどに点くところになっています。
さて早速に実走テストとしまして今年開催されるジャパンバイクテクニークのコースの下見ランを兼ねて信州へ走りに行ってきました。このコース75kmほどの獲得標高2000m越えのコースですので京都から車で出かけて行って走り始めるのはお昼からとなり、この季節では日が暮れるだろうと予測していました。案の定コースの林道ではアイスバーンに足を取られながらの走行で大幅に時間を取られまして、最後の猿ヶ馬場峠にとりついたころには日も暮始めました。しかも国道にもかかわらず街路灯もほとんどなくまた車通りも少なく、メティオの力量をテストするにはうってつけの状況となりました。
峠の上りは皆でゆっくりと登っていましたのでそれぞれの灯りと比較しながらの走行となり、Ver.2.0が最新バッテリーランプと遜色ない明るさであることを確認できました。峠でトイレによってから下りです。私は同時にテストしていたSmaChariの設定変更でまごまごしているうちに皆に後れを取ってしまい、真っ暗な車の来ない2車線の国道をほぼ一人で下ることになりました。ここでVer.2.0の本領発揮です。ちょっと力を入れてランプの向きをわずかに上向きにしたところ、かなり広い範囲の前方を明るく照らしてくれます。いいまでのナイトランでは考えられない速度で下ることが出来ました。
ようやくにグランボアとしてお勧めできるレベルに到達したと思います。まだまだ生産体制など課題があり現在の在庫は数多くありませんが、すこしずつ整えて供給できるようにしてゆきたいと思います。
こんにちは、伊藤です。
先だって専務が2026年JBTの走行会について触れていますが、本コースの試走レポートをする前に、まずJapan Bike Technique(JBT)について触れておきたいと思います。
はじまりは2019年グランボア親方の土屋により立案された大会で、この背景にはフランスで開催されているConcours de Machinesにグランボアがエントリーしたことが大きく影響されています。Concours de Machinesは一般的な自転車レースとは異なり、自転車製作における技術・アイディアを競うことを主旨としています。はじまりは20世紀初頭、途中に中断はあるものの100年以上の歴史をもつコンクールです。
ジュラルミンと呼ばれるアルミニウム合金の開発により自転車は大いに発展を遂げ、なかでも1946年大会で最軽量車として優勝を飾ったアレックス・サンジェの自転車はタイヤとインナーチューブを除いて驚異の6.875キロという重さ。(当時タイヤは闇市場以外では入手困難であったため、公平性を保つためにタイヤの重さは含まれなかった。)現代においてもスチールフレームの自転車でこの重量の自転車を製作することは極めて困難といえます。
Japan Bike Technique(JBT)は自転車製作に携わる者に切嵯琢磨する場を提供し、自転車に関わる技術の発展を促進させることを目的としているのです。
理想の旅自転車を作る
大会主旨はいたってシンプルですが、趣向を凝らした自転車作りが求められます。
それでは試走レポートに入りたいと思います。
昼過ぎからのスタートということもあり、途中ショートカットした部分や冬季閉鎖の影響で本コースを迂回するなど完全に試走しきれたわけではないのですが、とても走り応えがあり、そして本番に向けて考えさせられたコースでした。
まず率直にめちゃめちゃしんどかったです(笑)。 標高グラフを見ればわかりますが、上っては下り上っては…を繰り返します。冬はもともと苦手で、家族が増えたことも相まって走る時間を全然確保できない運動不足の身体にはかなり堪えました…。
本コースはスタートして県道498号を荒砥城跡を横目に上っていくのですが、ここが冬季閉鎖で4月の中旬頃まで冬季閉鎖。県道55号で本コースの南から迂回するかたちで本コースと合流します。四十八曲峠の坂上トンネルを抜けだいたい500mアップ。道中凄まじい勢いで上っていく専務。すぐにも姿が見えなくなる一方、親方はマイペースに上っています。「あれ?おなじスマチャリだよな?」と皆で首をかしげていたのは内緒です。ペダルの回し方にもアシスト力に違いがあるようで?まだまだ試走が必要のようです。
山音製輪所のお客様である風虎(ふうと)くん。ツーリングする際は決まってジーパンを履くのだそう。
筑北村まで下ってきたところで専務はショートコースで宿まで。この時点でコースの約5分の一程。まだまだ道のりは長いです。
この先は修那羅峠を目指し、そして青木峠へそこから林道四阿屋山線に入ります。それほど荒れておらず走りやすい林道でした。ただ時期が悪く、山影のところはアイスバーン状態で、すってんコロリン予想以上に体力を奪われました。
バッテリー交換の風景。 山音製輪所の尾坂さん。JBT2022の出走車で軽々上られていました…
学生のときにも訪れた青木峠の明通トンネル。あの時はサイドバッグ装備で普通に上っていたよな…と歳月の流れを感じました。
青柳宿の外れ、大切通しまでたどり着いたところで18時前。残すは猿ヶ馬場峠を越えて20km程。最後の力を振り絞ります。体力を最後まで温存…最後まで温存…と呪文のように頭の中で言い聞かせ、ちんたら後方を走ります。皆様ご迷惑をおかけしました。
日が暮れてからはとにかく寒さとの闘いでした。夜道でコース確認はできないのでショートカットしつつ、とにかく必死にゴールを目指します。
宿に到着したのが20:00前。本当にお疲れさまでした。
Japan Bike Technique2026のエントリーは今月末までですが、開催日まであっという間に過ぎてしまいます。私自身も自分で自転車を誂え、自らライダーとしてコースを走り、大会に挑む所存です。よろしくお願いいたします。
伊藤/サイクルグランボア
いろいろ入荷しています。
まずはそれらのご案内を。
クランクの5ビス穴で直に固定するタイプです。
専用のビスも付属しています。
普通サイズのアンベールは2年前にカーキ色にモデルチェンジしていましたが、大きいサイズのアンベールグランデも今回の生産でようやくランニングチェンジできました。落ち着いた色合いで、ベルトゥの他のバッグともコーディネートしやすいです。国内で1点1点手作りしていただいてます。
グランボアの小型砲弾型LEDヘッドライト “メテオ”「流星」のセカンドバージョンです。
グランボア特製アルミ絞りの極薄ボディにキムラ製作所の協力を得てLinden社製極高輝度LEDユニットを組み込んだフェンダー用ライト。このアルミのボディが出来上がってからもう、4年ほど経ってる。親方の執念とキムラ製作所さんやLINDENさんのご協力のもと、ようやくここまでの製品が出来上がりました。
ダイナモライトですのでハブダイナモかモバイルバッテリーを使っていただく事になります。
これはモバイルバッテリー給電でどれくらい使えるものか実際につけっぱなしでテストしているところです。
あとは、42Bの赤タイヤも今月入荷してきましたが、ただいま欠品中のシプレ(32B)のスタンダードモデルは4月の生産です。もうしばらくお待ちください。お急ぎの方はエキストラレジェは在庫ありますのでこの機会にお試しいただけると嬉しいです。
さて、スマチャリについて。
先日、ようやく販売が開始されたホダカさんのスマチャリキットが入荷して、早速私の自転車と親方の自転車に取り付けて走ってきました。
今回、走ったコースは今年のJBTの走行会のルートです。ただ、すべてのコースはとてもハードなので私はショートカットして四十八曲峠と聖高原を巡る40キロのコースです。下の画像はその時のログですが、記録をスタートするのが遅れてしまって最初の5キロほどが記録に載っていません。
結果的にはこのコースをバッテリー1個で走りきれました。
予備のバッテリーはランブイエのサドルバッグにすっぽり収まるサイズです。
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スタートしてからすぐに上り始めるコースですが、間欠的なモーターの力でスイスイ行ける。ちゃんとペダルをこがないとアシストしないけど、なんだか20年前に戻ったみたい。楽しい。他のみんなを置いて一人で最初の峠の途中まで上ってしまった。若いころは下り坂よりも上り坂の方が得意で、こんな感じだったなぁ、と思い出しました。
上り始めて5キロくらいのところ。ここでアプリをスタート。
今回のメンバーは親方と拓未くんはもちろん、5月からアイズの新しいスタッフとして働いてくれる井越君も参加してくれました。
それに、山音製輪所の尾坂君と風虎(ふうと)くんも一緒です。
尾坂君はその昔、アイズバイシクルで一緒に仕事をしてくれていた仲間でもありましたが、そのあと東叡社で更に経験を積んで、神奈川県は厚木で自分のお店を構えています。フレームだけでなく、バッグも企画製作するオリジナリティ溢れるビルダーさんです。風虎(ふうと)くんは彼のお客様。2日後に中学校の卒業式を控えた16歳です。5年前の小学生の時に日本縦断を走り遂げたサイクルツーリング大好き少年です。
それにしても面白いメンバーですよね。
10代(ふうとくん)と20代(井越君)、30代(拓未君)、そして50代を迎えたばかりの尾坂君と60歳の専務に68歳の親方。こんな風に各世代バランスよく一緒に走れるなんて、それだけで嬉しい一日です。
12時ごろから走り始めて1時半には最初の峠につきました。
その後、下りきったところで私以外のメンバーは修那羅峠へ。ダートを含む峠があと二つのあるのでたぶん戻れるのは日が暮れる見込みです。
私はショートコースで聖高原へ向かいました。この時13時50分。バッテリー残量は約半分。
聖高原。
403号線をひたすら上り、2時半に到着。
スマチャリキットはまずは使用者のスマホをBluetoothで繋ぎ自転車と使用者を特定する必要があります。ですので走行ルートだけでなく、バッテリーの状況もスマホで確認できます。そのインジゲーターで見るバッテリーの残りはもう僅かです。ここで2本目の予備バッテリーに替えても良かったのですが、あとはほぼ下りなのでこのままどこまで使えるか試してみることにしました。
小さなアップダウンはありつつも概ね下り、千曲川沿いのサイクリングロードまでやって来ました。ゴールはすぐそこです。
この時点で15時半。
アシストはまだ効いていました。でも、全力ではなくなんだかエコモードのような感じでトルクのかかるところを少し助けてくれる感じ。この日はアプリのAIモードのレベル2でずっと走ってきました。この千曲川沿いでは水鳥の写真を撮ったり、まだ蕾でしたが桜や梅とは異なる仕立ての杏の樹々や咲き始めたばかりの梅の写真を撮りながらストップアンドゴーを繰り返していました。AIモードって今一つよくわからないけどそういう事なのかしら。その走り始めを優しく押してくれる、バッテリーの残量に応じてアシストの仕方も変えているように感じました。
結果、ホテルに着く直前で全くアシストを感じなくなったのでほぼ一本でこのルートを快適に走れたことになりました。
そして、使ってみた印象は私的にはとても好印象でした。バッテリーは小さめですがトルクのかかるところを重点的にアシストしてくれる感じです。だけどしすぎないのでキチンと走った後の疲労感もありますし、モーター音もそれほど大きくないように思います。ただ、個々の走り方やギアの使い方はバッテリーの消費に影響するようです。
ちなみに親方たちは案の定すっかり日が暮れてから戻ってきました。なので新しくバージョンアップしたメテオのテストも存分にできたようです。それはまた後日、拓未君がレポートしてくれると思います。
アイズバイシクルはすでにスマチャリユニットの在庫がございます。
ご希望の方はどうぞご遠慮なくご相談くださいネ。
慌ただしく春が過ぎようとしています。
小さな峠ではありますが、ラリーグランボアで1年ぶりに峠越えができて、親方がいろいろイベントを入れ始めました。(笑)
独自でずっと取り組んできた後付けアシストユニットも、思わぬ展開でホダカさんのアシストユニットとホンダのスマチャリさんでとりあえずの形ができたので、17日・18日は今年のJBT(ジャパンバイクテクニーク)の走行会ルートの試走に出かけて更なるテストをしてきます。これにはスタッフ皆と5月から新しくスタッフとして参加してくれる井越君と、山音製輪所の尾坂君なんかと一緒に行くのでアイズバイシクルは臨時休業とさせていただきます。急なお知らせで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
2018年製作の親方2号車に組み込んだアシストユニット。
グランボアではユニットそのままではなく独自の方法で組み付しています。私的には小さなバッテリーでなんとかラリーグランボアのコースを楽に走りきれたので好印象ですが、詳細はJBTルートの試走後にご報告できればと思っています。
更に、今年のサイクルモード東京ではホンダさんのブースでこのこのユニットを搭載したランドナーを展示することが決まっています。もちろん、アイズバイシクルの店頭でもご覧いただけますが、ご遠方で興味のある方は是非サイクルモードにお越しください。親方が直接ご説明させていただきます。
4月のイベントとしては4月5日がタンデム学会、4月11日は京王閣フリーマーケット、4月12日は岐阜羽島サイクルマルシェ、4月25日・26日がサイクルモード東京となっています。それにアトリエ長が4月半ばに育休で1週間お休みを取ることになっているという、なかなか大忙しのスケジュールです。
皆さまとも、きっとどこかでお会いできるかな。
楽しい春になりますように!
本日は寒い一日でしたが多くの方に参加いただきまして無事ラリーグランボアを開催することが出来ました。ありがとうございました。
さて次のイベントのお知らせです。
2026年のタンデム学会の開催いたします。
◇日時 2026年4月5日 日曜日
◇集合 丹波笹山城址駐車場 午前9時30分
◇昼食 「黒豆の館」を予定しています。集合時に予約を入れる予定です。
出発は10時の予定です。駐車場への帰着は午後3時半を予定しております。
コースは下記のとおりです。
今回のタンデム学会は2017年開催のタンデム学会と同コースとの篠山城址基点の周回コースとなります。2か所ほど登りのありますが川沿いのほぼ緩いアップダウンのコースとなります。
道中に延々とつづく桜並木がありますので、今度こそ日にちがマッチすれば素晴らしい桜の回廊を堪能できるかと思います。
参加費などはありません。自転車保険のご用意は皆様各自でお願いいたします。
当時の天気予報で降水確率50%を超えます場合は中止とさせていただきます。その場合は前日4日土曜日の午後6時までに当ブログにてご案内させていただきます。
タンデム学会参加ご希望の方は問い合わせフォームより「お名前、当日連絡のつく電話番号、緊急時連絡先」をお知らせください。タンデムで参加される方は同乗者のお名前もお知らせください。
ソロの方でもご自身のランドナーでご参加いただけますのでお申込み下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。



















































